ダートフィッシュは、トップアスリートの現場で動作やゲーム分析用途でご活用いただいている事例が数多くありますが、今回は子どもたちに野球を教える教室・習い事の教育ツールとして、ソフトウェアを使いこなしているジュニアバッティングスクール様に取材してきました。
こんにちは。ダートフィッシュ・ジャパンの矢上です。
今回は子どもたちに野球をわかりやすく教える環境が整っている教室に取材してきました。
佐伯さん、本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ジュニアバッティングスクールでは一体どんなことをされているのですか?
ジュニアバッティングスクール(JBS)は、小中学生を対象に東京、大阪、名古屋など全国160校で開校している野球教室です。
私はオーナーとして久米川校と調布校にてスクールを開校し、ダートフィッシュを使ってバッティングやトレーニング指導を行っています。
ダートフィッシュについては、どこで知ったのでしょうか?
フォーメーションなどチームを意識した練習が多い種目と異なり、野球は、個人のフォームが重要だと思っています。
最近のゴルフ教室は映像を見ながらフォームの指導をする環境が整っている印象があります。似たようなものを野球教室でもやりたいと思っていました。
今後、唯一無二の野球教室を広げていくためには、多くのプロ現場で使われている最新のフィードバックツールを取り入れないといけないと思い、SDB(スポーツデータバンク社)に相談したところダートフィッシュの名が挙がったのがきっかけです。
導入されて1年目ですが、普段の現場で活用している一連の流れを教えてください。
撮影、その場でフィードバック、クラウド経由の映像共有の流れで活用しています。
各教室にはタブレット端末を持ったコーチがいて、myDartfish Expressを使って子どもがバッティングするフォームを撮影します。
撮影後はすぐにその場で、映像上に線や図形を描いて具体的に「何が良かったのか、悪かったのか」を明確にしながらアドバイスをしています。
このようなアングルで撮影することが多いです。
myDartfish Expressアプリを活用されているのですね!
確かにExpressアプリでは、バッティングセンターのような狭い現場でも最小限の撮影、分析、共有ができます。
よく使う機能は何ですか?
myDartfish Expressアプリ:当社にてmyDartfish商品を購入いただくことでインストールならびにご利用いただけます。
たくさん便利な機能がありますが、中でも「2画面比較」は指導前後の違いを簡単に見比べることができるのでよく使っています。子ども達も練習効果を実感できるようです。
オンラインショップでアプリとクラウドのより詳しい情報をみたり購入したりできます。
教室が終わったあとの映像は、どのように活用していますか?
各教室で撮影した映像はクラウドに保存をして、PCのソフトウェアにインポートしております。
教室の限られた時間ではできないような高度な分析を行い、完成した映像をダートフィッシュtvにアップし、各生徒、自分の映像のみを振り返りで閲覧できるようしています。
ダートフィッシュtvは、直接ソフトウェアからアップロードを行うため、他社の動画配信ツールを使用することなく動画を簡単に共有することができます。
実際に利用している生徒や保護者のリアクションはいかがですか?
映像で自分のフォームを客観的に見るのが初めてという生徒は、その場でフォームの変化を見ることができるスピード感に驚いています。
そして保護者のリアクションも大変良いです。「教室に来ることができない父親にも見せたいので、映像がほしい」というお声が増えました。分析映像を共有しているので、家でもフィードバックができる他、子どもの成長を実感いただいています。
現在は現場の即時フィードバックをメインにされていますが、今後どのようにソフトウェアを活用していきたいか教えてください。
指導レベルに応じて、いくつかパターンに分けたカリキュラムを開設予定です。
より細かな技術指導(バッティング、守備、走塁、送球)が求められる内容を受ける場合は、残像を表示させるストロモーションや、お手本と重ね合わせるサイマルカム、重要なシーンに対してコメントを残すことができるアナライザーを活用できるといいなと思います。
指導レベルによって、活用する機能を選ぶのは面白いですね!より生徒に合った練習やフィードバックを提供できそうです。
ここまで、至れり尽くせりの教室はなかなかないと思います。
ダートフィッシュは機能が豊富でできることがたくさんあるので、指導に最適な機能を選んでいる状況です。
使用方法が分からない時は、ガイドブックを読んだり、ダートフィッシュのサポートに電話をしてレクチャーを受けて教室のブラッシュアップに役立てています。
今後どんな方にダートフィッシュを使っていただきたいですか?
野球指導者には是非ダートフィッシュを使ってほしいです。
多くの生徒は自分のフォームを客観的に見たことがないため、指導してすぐに体得できるまでに時間がかかってしまいます。
指導者は本当に正しいフォームを理解しながら指導ができているのか?ダートフィッシュなら動作を可視化して具体的なイメージをもってもらうことができます。
より確かなアドバイスやイメージの共有を行いたい方は特におすすめです。
お手本の動作と比較することで、自分は最終的にどんなフォームになっていれば良いのか目標を定めることもできるので、現場の指導ツールとして最適です。
最後に今後の展望を教えてください!
多くの子ども達が野球を始める小学校3,4年生から高校卒業までは約10年間しかありません。限られた時間でしか野球ができない子に一番伸びる方法を教えてあげたいと思っています。その子に沿ったベストな教え方をして、野球は楽しいということを伝えたい。
少年野球チームのコーチも担当しているため、ダートフィッシュで結果を残すべく、今後も積極的に活用します。
今後の参考にさせていただきます。
本日はどうもありがとうございました。今後もダートフィッシュ・ジャパンをよろしくお願いします。
【JBS(ジュニアバッティングスクール)について】
全国に160校。1万人以上の選手を輩出していきた個人指導型野球スクール。一人ひとりの個人カルテで生徒さんの上達レベルを管理。集団指導ではカバーしきれないきめ細かな指導を行っています。
【インタビューイー】
佐伯 秀喜 (さえき ひでき)
zhi!佐伯野球道 代表
東京都日野市出身
1989年度ドラフト会議にて西武ライオンズから5位指名を受けて入団。
高校卒で5人目となる初打席初ホームランを記録。
1998年西武ライオンズを退団し、その後はJBS(ジュニアバッティングスクール)久米川校、調布校のオーナーになる。
中学軟式野球 府中ポパイコーチに就任、現在に至る。
世界各国で特許を取得した高度な映像処理技術と、誰もが直感的に操作できるインターフェイスを採用した映像分析ソフトウェア映像の撮影から分析、そして共有をダートフィッシュ・ソフトウェア1本で可能にします。
手軽に分析ができるアプリのパッケージはオンラインショップから購入できます。(※本記事に掲載しているストロモーション機能やサイマルカムなどPCソフトウェアならではの高度な機能はアプリではできません。予めご了承ください。)
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矢上
ダートフィッシュ・ジャパン営業スタッフ